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不動産投資信託が難しいと思われている理由は、その専門用語の多さにあるかもしれません。ここでよく使う用語について解説します。
インカムゲイン: 配当益のことを言います。株式の配当金投資信託の分配金や不動産の賃料収入、または債券や預貯金の利息など、原資産を保有したまま安定的、そして継続的に得られる収益のことを言います。
キャピタルゲイン: 譲渡益のことです。株や不動産などの資産を売却した際に得られる収益のことです。マイナスだった場合には、キャピタルロスと言います。
レバレッジ効果: てこの作用の意。自己資金と低金利の借り入れを併用する事で、より大きな投資効果を上げる事を言います。投資利回りより低い利率の借入金を導入する事により、投資利回りは借入金がない時より高くなります。また、信用立てによって少ない資金で株や為替の取引を行う事をレバレッジを効かせると言います。
リファイナンス: 一般には事業等の継続を前提に行います。借り換えのことです。不動産証券化の場面で使用する場合は、出口戦略として対象資産を売却する場合と、リファイナンスによって証券化を継続する事があります。
目論見書: 株式や投資信託などの有価証券の募集にあたって投資家に配布される文書のことです。投資家に、投資判断の基準となる情報を開示することが目的で、売り出しの条件や有価証券の内容、またリスク、発行体の状況などが記載されています。
リスクヘッジ: 起こりうるリスクを予測して、あらかじめ軽減する対策をとっておく事です。
価格純資産倍率: 株価純資産倍率です。株価を1株あたりの純資産額で割って算出します。資産内容や財務体質を示すもので、株価水準を判断する指標となります。
プロパティマネジメント: 投資用不動産の価値を高めて、投資効率を上げるための業務や措置。設備やメンテナンスのみならず、商業ビルならテナント管理やコスト管理、リニューアルのコンサルティングも含みます。営業や仲介管理、または工事や営繕管理などを含める場合もあります。
ポートフォリオ: 直訳は文房具の紙挟みのことです。また、ジャバラ状の書類入れでもあります。資産運用では、一つのものに全ての資金を投入せず、リスク回避のために出資先を分散させることを指します。
コミットメント・ライン(融資枠): 定められた期間の間、一定の金額を上限として、その範囲内で好きな時に定められた条件で借り入れができるという、金融機関と企業が結ぶ契約になります。契約に伴い、企業は金融機関に対してコミットメント・フィーを支払います。1999年の3月に 「特定融資枠契約に関する法律」 の制定により法整備されました。
投資口:投資法人の社員の地位や投資主としての持分のことで、株式会社における株式に相当します。
Last update:2023/5/22